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アトピー性皮膚炎|愛西市の 内科,糖尿病内科,ペインクリニック内科,皮膚科 渡辺クリニック

アトピー性皮膚炎

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治らないアトピー性皮膚炎の治療

長年通院してもアトピー性皮膚炎が治らない方がいます。治らないばかりではなくアトピーがむしろ悪化している方がいます。ステロイドを塗ってもいっこうに治る気配がみられないこともよくあります。当院ではツムラの漢方薬(エキス剤)を使用してアトピー性皮膚炎の治療をしています。保険がきく、袋にパックされた顆粒状の薬で、お湯で溶かして飲みます。ステロイド軟こうのみでは改善しない方は、漢方薬で見違えるほどに改善することがあります。湿疹の種類、乾燥肌、湿潤、分布、年齢、性別などにより、漢方薬を何種類も使いわけ、ベストな薬を処方するように心がけています。漢方薬を処方して2~4週間で改善効果がみられることが多くみられます。

当院では、独自のラップ療法も行い、ラップを貼り付けた所は2週間で湿疹がほとんど治ります。ぜひ一度体験してください。
抗アレルギー剤を服用してもかゆみの改善はあまりみられません。漢方薬を服用すれば、驚くほど、かゆみが軽減して、掻かないようになり、湿疹が治ります。

ステロイドの副作用

ステロイドをニキビ、とびひ、ヘルペス、水虫に塗ると、あっと思う間に悪化してしまいます。顔にアトピー性皮膚炎とニキビがある人の治療は困難です。ステロイドを塗るとニキビが悪化し、ニキビの薬を塗るとアトピー性皮膚炎が悪化します。このような場合は漢方薬を併用すると、同時にニキビ、アトピーが改善します。ステロイド軟こうを長期にわたって塗り続けても治らないことが、よくみられ、強いステロイドを塗るようになってしまいます。このようになると、ステロイドの副作用が皮膚にでてきます。

ステロイドの副作用 

皮膚の変化

  •   1 )皮膚が赤くなる、酒さ様皮膚炎
  •   2 )皮膚が薄くなる
  •   3 )毛細血管が拡張する
  •   4 )皮膚が委縮してひきつれる
  •   5 )ステロイド紫斑
  •   6 )毛がはえる

ステロイド外用薬は成分により強さが違います。顔には弱いステロイド、手には強いステロイド、体には中のステロイドを塗ります。顔に強いステロイドを長期にわたって塗ったら副作用がでます。

アトピー性皮膚炎のラップ療法

ラップ療法は家庭用のサランラップを傷に貼り付けて治療する新しい創傷治療です。傷を乾燥させたり、消毒すると、傷の周りの正常な細胞を傷つけ、治りが悪くなるので、水で洗ってラップを貼って、湿潤を保つ治療法です。
このラップ療法を、アトピー性皮膚炎に応用しました。この方法は、傷も治しますが同時にかゆみも取り、掻かないようになって湿疹が治ります。

やってはいけない傷の治療

  •   1 )傷を乾燥させる(水分がないと細胞にダメージがでてくる)
  •   2 )傷を消毒する(細菌と同時に再生してきた細胞も破壊する、痛い)
  •   3 )ガーゼをはる(水分を吸い取ってしまう。傷にくっついて、取る時に皮膚が剥がれる

ラップ療法 (夏井氏)

  •   1 )傷を水でよく洗う、消毒をしてはいけない
  •   2 )少し大きめのラップを貼り、縁をテープで留める(湿潤を保つ)
  •   3 )毎日水洗いし、ラップを交換する

漢方治療

ステロイド軟膏に漢方薬を併用して治療しています。他には、保湿剤、プロトピック軟膏も使用しています。ステロイドは皮膚の炎症を抑えるために使います。保湿剤は皮膚のバリアー機能を補強するものです。プロトピックは免疫抑制薬で皮膚の炎症を抑えます。

漢方薬の作用

  •   1 )かゆみを抑える

    抗アレルギー剤でかゆみは治まりません。抗アレルギー剤は花粉症、蕁麻疹には非常によく効きます。しかし、アトピー性皮膚炎にはまったく効きません。漢方薬は飲んだ日から、かゆみが治まります。アトピー性皮膚炎は布団に入って暖まると痒くなり、夜間に寝ながら掻いてしまい、悪化することがよくあります。漢方薬を服用して寝れば、掻かなくなり、皮膚炎が治ってきます

  •   2 )乾燥肌を改善する

    西洋薬には飲み薬で乾燥肌を治す薬はありません。漢方薬は内部から体質を改善して、皮膚に潤いを与え乾燥肌を治し、徐々に肌がきれいになってきます。

  •   3 )皮膚のバリアー機能を高める

    皮膚を強く補強する成分(黄耆)が入った漢方薬があります。体の中から皮膚をじょうぶにして、湿疹を治します

  •   4 )熱を取る

    炎症で顔などが赤くなって、湿疹が悪化しているときは、清熱の漢方薬で治します。

  •   5 )むくみを取る

    炎症が強く、浮腫んで腫れたり、汁が出てくるときに、これを抑える(水分をコントロールする)漢方薬があります。

  •   6 )いらいらを治す

    ストレスが強くいらいらすると、無意識に皮膚を掻いていることがあります。掻くことによって皮膚炎を悪化させています。掻かなければ、皮膚炎は治ってきます。アトピー性皮膚炎に精神安定剤やうつ病の薬はあまり使用されていません。漢方薬には精神を安定させ、いらいらを解消させる薬があります。 

  •   7 )胃腸を丈夫にする

    胃腸が弱いと、消化機能が完全に働かなくなり、栄養の吸収も悪くなります。また、高分子のタンパク質を完全に分解しないまま腸から吸収してしまうこともあります。高分子のタンパク質が血中に入るとアレルゲンになり、アレルギー体質になってしまいます。乳児期、幼児期は消化機能が未熟(タンパク質を完全にアミノ酸まで分解できない)なので、食物アレルギーがでやすく、アトピー性皮膚炎が悪化します。漢方薬には胃腸をじょうぶにして消化を助ける薬があります。

  •   8 )冷えを治す

    冷えると末梢の血行が悪くなり、皮膚まで栄養が届きません。漢方薬には冷えを改善する薬があります。

  •   9 )お血を治す 

    アトピー性皮膚炎も慢性化すると皮膚がごわごわして厚くなってきます。
    苔蘚化といいますが、これを治すには静脈系の血行を改善する漢方薬が有効です。

  •   10 )ホルモンバランスを改善する

    女性で生理不順などがあり生理の周期によってアトピー性皮膚炎が悪化する場合は、生理不順を治す漢方薬で皮膚炎が治ってくることがあります。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因は皮膚のバリアー機能が壊れて、ダニなどのアレルゲンが侵入して、皮膚で炎症を起こすことです。痒くなり掻くことにより、湿疹が増々悪化します。角質には水分が多く含まれていますが、入浴のときにボディーソープを使用し、頭髪のシャンプーをしてセラミドを洗い流し、冬にエアコンで暖房したりすると皮膚が乾燥し、セラミドが少なくなるとバリアが破壊されます。乾燥した皮膚は、かゆみに敏感になり、掻いてバリアーがさらに破壊され、皮膚の炎症が悪化します。アトピー性皮膚炎に食物アレルギーが関与しているのは3割程度です。過度な食事制限は栄養状態を悪くして、発達を妨げます。お風呂の入り方を含めたスキンケアが大事です。お風呂からでたら、乾燥がすぐに始まるので、保湿剤を早めに塗ります。

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